子供が言うこと聞かない、何度注意しても同じことを繰り返す、親がしてほしくないことをするなどで悩んでいる方は多いはず。
2歳にもなると、意思表示もはっきりしてきますし、なぜか「いや!」ということは積極的に言ってきますよね。
そんなとき、「しつけ」のためとか「イライラ」してという理由でつい怒鳴ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、2歳の子供のしつけで絶対にやってはいけないことと、その対処法について私が実践していることを説明していきます。
目次
NG1.感情的に怒鳴る
まずは、感情的に怒鳴ってしまうことは絶対にだめです。
親に怒鳴られた子供にはどんな感情が残るでしょうか?それは「ママ、パパに嫌われてしまった」という感情です。
子供にとって親から嫌われるというのはとても不安を感じるものです。また、怒鳴っているときは、感情がコントロールできない状態にあるため、ひどい言葉でさらに子供を傷つけてしまう可能性もあります。
思ってもいないような言葉をかけてしまったときは、親が自己嫌悪におちいってしまうこともあるのではないでしょうか?
- 子供を傷つけ、不安にしてしまう
- 親が自己嫌悪になってしまう
など良いことは何もありません。絶対に怒鳴るのはやめましょう。
怒鳴りそうになったときの対処
怒鳴りそうになったら、まずはその場から離れてください。そして深呼吸をしてください。
そうすることで、いったん落ち着くことができます。怒鳴りそうになっていた感情を解放してあげてください。
NG2.頭ごなしにダメと言う
子供が走り回っているとき、触ってほしくないものを触るときなど、つい「ダメ」と言ってしまうことが多いのではないでしょうか?
頭ごなしにダメということは、以下の理由から良くありません。
- ダメと言っても行動は止まらない
- いざというときに使えない言葉になる
- 否定された感覚になる
- 子供の好奇心を奪ってしまう
それぞれの具体的な中身を説明していきます。
①ダメと言っても行動は止まらない
子供に対して、ダメと言ったときにその行動をやめたことはあるでしょうか?私の経験上ではまずやめてくれません。
むしろダメと言われた不快感から大声を出してみたり、泣き叫んだりすることが多いです。そうなると親もさらにイライラが増してしまいますよね。
子供にとっても親にとっても良いことはないのでやめましょう。
②いざというときに使えない言葉になる
日常的に言われると子供はダメという言葉に反応しなくなります。大人もそうですが、言われ慣れてしまった言葉は心に響きません。
子供が車道に飛び出しそうになったとき、人が多い場所で走り回るときなど、「本当に危険なとき」だけダメと言うようにしましょう。
③否定された感覚になる
これは、怒鳴ってしまったときに似ています。2歳の子供は親の言うことを完璧に理解できるわけではありません。
ただ否定されたという負の感情だけが残ってしまうのは、子供の成長に良くありません。
④子供の好奇心を奪ってしまう
子供の原動力は好奇心です。2歳くらいの小さいにときに持った「興味」を伸ばしてあげることで、今後の学習意欲にも繋がります。
成長していくにつれて、何にでも興味を持つことは難しくなりますよね。ぜひ子供を好奇心や興味を伸ばしてあげてください。
ダメと言いそうなときの対処
●子供に共感する
まずは子供がしていることに対して「笑顔で共感」してあげてください。親が共感することで、子供は満足します。
例えば、夜に家の中をドタドタ走り回るとき。近所迷惑になるのですぐにでもやめてほしいですよね。
そんなとき私は、もちろん音を立てないように笑顔で少しだけ一緒に走っています。そして、「速く走れてすごいね!」と声をかけ、すぐ抱き上げるようにしています。
そこでハイタッチなどすれば子供も満足してやめてくれることが多いです。ぜひ「共感」して子供を満足させてあげてください。
●興味をそらす
子供がやっていることと、別のことを親が楽しそうにすることで子供の興味をそらすことができます。
触ってほしくないのに、子供がテレビをバンバン叩くなんてことはよくあります。そういうときは、子供のお気に入りのおもちゃで私が楽しそうに遊ぶのを見せます。
親がやっていることを子供は真似したがるので、おもちゃのほうに飛んできて遊び始めたら大成功!
ぜひ否定するのではなく、気持ちよく別のことに興味が持てるように誘導してあげてください。
NG3.叩いてしまう
これだけは絶対にやってはいけません。
そもそも考えてみてください。叩かれなければ理解できないことがこの世に存在するでしょうか?私は存在しないと思います。
つい子供を叩いてしまったことのある方は冷静に思い出してみてください。自分がカッとなり正常な判断ができなかったというのが原因ではないかと思います。
子供が友達を叩いてしまったら親として怒りますよね?でも自分は叩くはあまりにも矛盾しています。
叩いてしまいそうなときの対処
これもやはりその場から離れるということが一番です。NG1、NG2を通り越したイライラの感情が叩くことに繋がってしまいますので、早めに離れることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?言うことを聞かない子供に対してイライラしてしまうことは誰にでもあります。
しかし、きつい言葉をかけたり叩いたりする行為は子供を深く傷つけてしまいます。かけがえのない自分の愛する子供であることを認識し、広い心で接してあげてください。
この記事を参考にして、あなたとお子さんが笑顔で過ごせることを願っています。それではお互い子育て頑張りましょう!